あいづの作り手

会津米・酒を支える匠たち

会津の農業の伝統を後世に伝えるための新しい試み。
会津の食文化を支える生産者と料理人たちの声をお聞きしました。

有限会社三和商会 代表取締役

明田 圭右(あけだ けいすけ)さん

食味が良いワンランク上の米をつくりたい。

米穀集荷や農作物生産を主に行っている。震災後、米農家の衰退に歯止めをかけたいと「あいづの厳選米生産推進協議会」に参加し、一部の田んぼで厳選米を生産している。会津地方に伝わる『会津農書』をもとに、特別栽培ガイドラインに沿った栽培を行なっており、今年初の収穫を迎える。
会津産コシヒカリをベースとし、肥料に酒粕を使用した循環型農業を行っている。特に有機農法は病気、雑草など手間がかかり大変だが、管理に気を配り、成長を観察しながら追肥の回数を増やしている。
米づくりに恵まれている土地と気候を生かし、食味が良いワンランク上の米を作りたいと日々研究を重ねている。今後は、「AIZ’S RICE」をより多くの方々に知ってもらい、安心して食べてもらえるよう、このプロジェクトをぜひ成功させたい。

農學組合法人会津ひらつか農園 代表理事組合長

平塚 洋一郎(ひらつか よういちろう)さん

若者が農業に入りやすい環境づくりを目指す

兼業農家として2代目の平塚さん。約57年間農業に従事している。非効率的な農業のやり方や、後継者不足による農家の衰退に危機を感じ、課題解決に取り組むため平成24年に生産組合を立ち上げ、平成27年に農事組合法人 会津ひらつか農園を設立。
組合で肥料・農薬の大口購入による低価格化。地域繁栄のための各種イベントに取り組んでいる。
また、後継者不足を解決するため、スマホでの水の開閉を可能にするICTを活用した水管理システムや、田植機のGPS装置装置で難しい田植え作業の自動化など、若者が農業に入りやすい環境づくりに力を入れている。
組織で協力し、この取り組みを維持・発展させながら、今後は今まで以上に安心・安全な農作物の生産、GAPの取得を目指している。

元祖煮込みソースカツ丼の店なかじま 代表取締役社長

中島 重治(なかじま しげはる)さん

伝統の会津ソースカツ丼を広めた元祖

創業71年 煮込みソースカツ丼の元祖。2代目中島社長が平成16年に伝統会津ソースカツ丼の会を設立。会津といえば、蕎麦、ラーメンが人気だったが、観光客にご飯ものを広めようと会設立後の平成17年からソースカツ丼をPR。地域、行政の協力により、ようやく会津といえばソースカツ丼と言われるようになった。
カツ丼はカツ・キャベツ・ご飯とシンプルな素材で、なによりソースカツとご飯は切っても切れません。中でも、豊かな自然で育まれた会津産米との相性はバツグン。その年の出来、食味を厳選してソースカツに最も適しているご飯を提供している。
お客様に笑顔で満足してもらえるよう、伝統の味を守っていきたい。今後、「AIZ’S RICE」を使用したソースカツ丼で、ワンランク上の品格あるソースカツ丼を提供したい。

JA会津よつば 北会津銘柄米生産部会 部会長

奈良橋 渉(ならはし わたる)さん

特別栽培米「ホタルの舞う里」に
かける熱きおもい

北会津銘柄米生産部会の部会長を務める奈良橋さんは、米づくり50年の大ベテラン。部会で特別栽培米「ホタルの舞う里」を生産している。特別栽培米とは、農薬の使用回数と化学肥料の窒素成分量を慣行栽培の50%以下に減らし栽培した米で、部会員80名でホタルとイトヨが共に生きる「ホタルの里・北会津町」で栽培している。
清水や湧き水を使い、安全で安心して食べることのできる米づくりをモットーとしている。

部会では、土壌や肥料、農薬についての勉強会、現地指導会などの他に、震災以後、風評被害で販売が激減した関西などで会津米のPRを展開している。
化学肥料や農薬を減らした自然にやさしい田んぼで育った特別栽培米の会津コシヒカリ「ホタルの舞う里」を全国に届けたいと熱く語る。

JA会津よつば あいづ西部稲作生産部会 部会長

石原 静雄(いしはら しずお)さん

米づくりの基本を大切にし、
自然と正面から向きあう

石原さんは、コシヒカリと酒米「五百万石」など15.5haを18代目となる長男とともに作付している。
石原さんは高校卒業後、築地市場に勤め、その後アメリカへ農業研修員としてカリフォルニアで大規模栽培、農業経営について学んだ。

米づくりで大切なことは、自然に正面から向き合い米づくりの基本を忠実に守ること。苗づくり、水の管理、天候や米の品種に合わせた対応が大事だという。
酒どころ会津を支える酒造好適米「五百万石」も栽培している。冬期間蔵元で32年間酒づくりをしてきたこともあり、酒米を地元で安定供給したいという強い思いから酒米をつくり続けている。

夢は、今まで培った技術を後継者である息子に伝え、一緒に米・野菜の直売所を運営したいと熱く語る。

会津若松酒造協同組合 理事長/名倉山酒造株式会社 社長

松本 健男(まつもと たけお)さん

不易流行の酒づくり、
五味調和を目指して

12の蔵元からなる会津若松酒造協同組合の理事長で、名倉山酒造の社長でもある松本健男さん。酒づくりは麹、酵母が一緒になって酒をつくる。二つの菌が発揮できるように環境を調えてやるのが大事と語る。五味(酸・苦・甘・辛・鹹か ん)の調和、バランスがとれている酒がいい酒と。松本さんが目指す「杜氏と蔵人が醸しだすきれいな甘さ」に集約される。

米、水、そして製法にとことんこだわる会津清酒。昔は企業秘密としてけっして公開しなかった技術をお互いにオープンにして学ぶ清酒アカデミー。会津で栽培される酒造好適米「五百万石」や福島県オリジナル品種「夢の香」など米・水・気候に恵まれている地の利を活かして、今後は不易流行(いつまでも変化しない本質的なもののなかにも、新しさを取り入れ変化していく意味)の酒づくりを目指す。

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