あいづの作り手

会津トマトを支える匠たち

会津トマトの特徴は、勤勉で粘り強い会津の生産者による
土作りや肥料、水へのこだわりなどの限りない努力!
理想の会津トマトを求める匠たちの意気込みをお聞きしました。

「大玉トマト」生産者

大竹 一弥(おおたけ かずや)さん

農業協同組合との連携で
大玉トマトを会津中に

農業高校を経て農業の道を志し、今年14年目のベテラン。
大竹さんの作るトマトのウリは、何といっても1個500グラム程になることもあるその大きさ。農薬はなるべく使用せず、水も井戸水を使用するなど徹底した栽培管理にこだわっている。
しかし、しっかり管理できなければ重さで枝が折れてしまう。農薬に頼らない分病気にもなりやすいなど、その栽培は苦労の連続だと言います。
その品質の向上、維持のために、大竹さんは「自動潅水システム」を導入。9棟のハウスで時期をずらして栽培しているため、大量に管理しながら品質向上を実現。JAと連携し年間を通じて出荷できるようになった。
大竹さんは今後も出荷量の安定化、食味の向上を目指し、会津産大玉トマトを広く消費者に届けていきたいと意気込みます。

「ミニトマト」生産者

武藤 寿朗(むとう としお)さん

理想のミニトマトを求めて
味と安心の研究家

震災前は都内でWEB関連の仕事をしていたが、地元会津に戻り農業研修を経てミニトマトの栽培を決意。
真っ赤に実った品質の良い栽培のために、化学農薬を減らし人体に全く影響がない微生物農薬を使用。「味」を第一に考えて、8棟のハウスで15種、日々栽培の中で試行錯誤を繰り返し今の農法にたどり着いた。ミニトマトの食味と生産性が上がる安心安全な農法を確立しようと奮闘中。
現在若松市内で専業ミニトマト農家は武藤さんが初。学校給食、鶴ヶ城マラソンに提供するなど、各地へ美味しさを伝える中、「武藤さんのミニトマトでトマト嫌いが治った!」という声も増えたという。
甘味がすべてではない、本来の「普通に食べて美味しいミニトマト」を広めたい一心で、味と出荷量の両立を目指している。

料理人 農家民宿「穂多瑠(ほたる)」女将

高津 志津子(たかつ しづこ)さん

野菜の魅力を伝えたい!
こだわりの自家栽培で
旬を振舞う

会津磐梯山が一望でき、夏にはホタルが飛び交う農家民宿「穂多瑠」の女将、高津さん。
「野菜が主役になる料理を作りたい」そんな思いから、勤め先を退職後、農家民宿という形でお店をオープン。経営の傍ら、ご主人と一緒に野菜を自ら栽培。農薬に頼らない「安心安全、元気で新鮮な野菜」作りをモットーに、会津郷土料理作りや野菜の栽培体験など、農家民宿ならではの取り組みを続けている。
素材の味を存分に味わってもらうため、皮もそのまま丸ごと提供するのがこだわり。酸味と甘味のバランスが良く、会津のトマトは大きいので丸ごと使う甲斐があるとのこと。
野菜へのこだわりをお客様にダイレクトに伝えるため、これからも野菜作りに勤しんでいく。

リストランテ パパカルド オーナーシェフ

矢口 一二三(やぐち ひふみ)さん

トマトの加工品を農家と共同開発。
会津イタリアンを目指して

会津イタリアンを目指している矢口さんは、今年で20年目を迎えるお店のオーナーシェフ。

山形出身の矢口さんは、東京でお店を開く予定であったが、奥さんの実家である会津で、ある農家との出会いがあり、会津の食材の良さに惚れ込んでしまい会津で店を開店することになった。食材ごとに地元の農家と契約し、生産者・料理人・お客様、すべてが満足する店づくりがベストとの自論。

トマトは大友さんが栽培する麗夏を使用。酸味と甘味のバランスが抜群にいいと言う。昨年より大友さんと麗夏を使ったトマトソース、トマトペースト、青いトマトを使ったあおドレ(ドレッシング)を開発し、販売している。会津の食材、トマトのすばらしさを発信し続けたいと熱く語る。

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