あいづの作り手

会津アスパラを支える匠たち2024

会津の自然環境と肥沃な大地で育てられる、会津アスパラ。
日々、会津アスパラの品質向上を目指す若手生産者の想いをお聞きしました。

アスパラ農家

星 靖啓(ほし やすひろ)さん

祖父の代から続く農業一家
瑞々しいアスパラを収穫する時が一番の喜び

星さんは北会津で祖父の代から続く農家。アスパラをはじめ、様々な作物を栽培しています。

子供のころから農業が身近にあり、自家栽培のアスパラの美味しさを感じていたそう。高校生の頃に祖父が他界、両親だけで農業を営む姿を見て、本格的に農業を継ぐことを意識し始めたそうです。農業の専門学校を卒業後、サラリーマンを経験し、9年前に就農。JA会津よつば職員や先輩農家からの指導と情報交換を重ね、アスパラ栽培を勉強してきました。現在は12棟のハウスでアスパラを生産しています。
栽培するのは、味が濃くやわらかで食感が良い、福島県産品種の「ふくきたる」と、昔からのポピュラーな品種の「ガリバー」。JA会津よつばに出荷している他、知り合いを通じて直売もしています。星さんのアスパラは新鮮で瑞々しく、とても甘くて美味しいと評判です。
アスパラ栽培のポイントは「こまめな手入れと土づくり」。もみがらや鶏糞などを加え、栄養豊富な土壌になるよう心がけているそう。アスパラは根が深く、水はけが悪いと根が痛んでしまうため、北会津地域の水はけの良い土壌と日中の寒暖の差が大きい気候はアスパラ栽培に向いており、味が濃く、甘いアスパラが育つ環境が揃っています。

最近では、30代〜50代のアスパラ農家10名ほどでグループを作り、首都圏での販売や研修、情報交換などを行っています。若手の農家は農業へのIT活用にも積極的で、ゆくゆくは自動灌水などITを導入して効率化を図り、作付け面積を広げていきたいと考えています。
元気にぐんぐんと成長するアスパラたち。最盛期の収穫は朝夕2回と大変ですが、春先にアスパラが成長しはじめたきた時にはこの上ない喜びを感じると言います。「瑞々しくて元気なアスパラを収穫する
のがとても楽しい」と語る星さん。農業を愛する星さんのアスパラを心待ちにするお客様へ、これからも新鮮で美味しいアスパラを届けていきたい、と語っていました。

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