あいづの作り手

会津地鶏を支える匠たち2024

会津地鶏の育成・卵の販売を手がけるプロフェッショナルと、
「会津地鶏 味の会」参加店に、会津地鶏にかける想いをお聞きしました。

株式会社GAizu信(ガイヅシン)~会津の地鶏やさん~代表取締役

佐藤 信行(さとう のぶゆき )さん

会津地鶏を愛していただくお客さまの心を大切に
こだわりが生み出す最高の卵を皆様に提供したい

GAizu信を経営している佐藤さんは、会津地鶏の卵の生産を中心に、加工品製造、イベント等での販売を行っています。

自然に囲まれた昔ながらの生活をしたいと、佐藤さんの父が退職を機に養鶏を始めたそうです。丁度その頃、「会津地鶏」が福島県でブランド認証されたことをきっかけに会津地鶏の飼育を手がけるようになりました。その後〝会津地鶏の美味しさを伝えたい〞という想いとともに佐藤さんが事業を引き継ぐことになりました。

東日本大震災をきっかけに各地の復興イベントなどで卵の販売を始めるようになると、出会うお客様から「珍しい」「美味しい」と言っていただき、その後、徐々に生産規模を拡大、現在では二千羽ほどの会津地鶏を飼育しています。

美味しい卵を作るために心がけていることは「愛をもって、鶏を育てること」。地鶏たちの様子をこまめに観察することや、与える飼料は、米・おから・野菜・そばなど、畜産試験場の専門スタッフと相談しながら、できるだけ地元のものを使用し、栄養バランスの取れた配合になるよう工夫しています。出荷時には新鮮さを伝えるため「採卵日」を表記しています。また、卵を薬剤ではなく、紫外線で殺菌しています。

「会津地鶏の卵は、臭みがなくコクが感じられる。シンプルに卵かけご飯がおすすめ」。販売イベントなどでは、他に「会津地鶏のだし巻き卵」もあり、こちらも大変好評だそうです。佐藤さんの卵は通常、会津地域の道の駅や県内のリオン・ドールなどで販売していますが、一度味わった遠方のお客様から「送ってもらえないか」という要望もあるようです。「心を込めた美味しいものを提供すれば、人はついてきてくれます。会津地鶏の卵を愛してくださる方がいるからこそ頑張っていけます」今後は効率化も図りつつも、人の手が必要なところはおろそかにせず、引き続き大切に育てていきたいと語っていました。

会津地鶏への愛がつまった佐藤さんの卵を、ぜひ一度お手にとってみてください。

「会津地鶏味の会」参加店 居酒屋 舞酒 店長

鈴木 秀幸(すずき ひでゆき)さん

ポテンシャルを秘めている会津地鶏
各店舗がさまざまな調理法で旨味と魅力を引き出しています

平成21年に発足した「会津地鶏味の会」、現在会員数は10店舗。各店舗ごとに工夫を凝らした会津地鶏料理を提供しています。舞酒さんも発足立当初から参加しており、地鶏料理を多くの人に知ってもらうために活動しています。

「会津地鶏の魅力」は、何と言っても「深い旨味」。普通の鶏と比べて違いがはっきりと判るそう。皮はしっかりとして煮崩れし難く、煮込みや唐揚げにおすすめで、部位によって調理法を変えることで、最大限に旨味を引き出すことができるそうです。そんなお店での一番人気は「会津地鶏ささみ天婦羅タルタルソース」。(今回のメニュー!)ささみは火を通してもしっとりした食感が続くので、部位に最適なメニューだそう。

会津地鶏の認知度は上がってきていると感じており、「会津に来たら会津地鶏!となるような、会津を代表する食べ物の一つになって欲しいですね。私も料理人として多くの人から学び、吸収して成長していくことで、会津地鶏の美味しさを皆さんに伝えていきたいです」と鈴木さん。「会津地鶏はまだまだポテンシャルを秘めている鶏。各店舗がさまざまな調理法で会津地鶏の旨さを引き出していますので、食べ歩いて、会津地鶏の新しい魅力を発見してください」と語っていました。

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