あいづの作り手

会津トマトを支える匠たち2023

会津トマトの特徴は、恵まれた自然条件と生産者の努力!
美味しい理想の会津トマトを求める匠の意気込みをお聞きしました。

山内 善二(やまうち ぜんじ)さん

直売所も運営するベテラントマト農家。
夫婦で育てる美味しい完熟トマトを味わって!

山内さんは就農から40年のベテラントマト農家。ご夫婦で農業を営んでおり、トマトをはじめ、さまざまな作物を手がけています。栽培するトマトの品種は、会津地域でも生産量の多い「りんか」。フルーツトマトや甘味の強いものが多い中、甘味の中にもほどよい酸味のバランスがある「トマトらしいトマト」を目指しています。トマトは生育状況によって甘味が左右されるため、健康で丈夫な美味しいトマトに育つよう、土壌の改良や肥料などに気を配っています。

会津地域では初夏から晩秋にかけて長い間トマトの収穫ができますが、特に「りんか」は寒くなり初めの9月頃に甘味が増すのが特徴。その時期のトマトは他のブランドトマトに負けない美味しさだとか。「山内さんのトマトは美味しい」というお客様の喜びの声を聞くのがなによりの励み。さらに品質の高いトマトを栽培していきたいと頑張っています。

山内さんは、北会津で直売所「フルーツランドよよぜん」を地元の農家仲間と共同で運営しています。直営だからこそ、完熟トマト本来の味を楽しむことができます。「直売所は、地元のお客様も多いので味で勝負。そうでなければお客様はついてきてくれません。」と山内さん。

完熟トマトは、「ぜひ塩だけで食べて、その甘味を体験して欲しい」と語るほど、自信を持っておすすめできる逸品だそう。直売所は、毎年6月から営業開始ですので、ぜひ足を運んで山内さん自慢の完熟トマトを味わってみてください。

フルーツランドよよぜん
連絡先:0242-58-3607
住所:会津若松市北会津町二日町二百苅17

トマト農家

新井田 翔(にいだ かける)さん

美味しくて品質の高いトマトの栽培を!
トマトにかける就農2年目の若き担い手。

新井田さんは、トマトを中心にさまざまな野菜を手がけて今年で2年目の、若き新規就農者。もともと祖父が北会津町で農業をしており、幼いころから農業を身近に感じる環境だったのが就農したきっかけ。矢吹町の農業短期大学で、さまざまな地域の学生たちと交流しながら農業を学び、地元に戻り、家族と一緒に農業をはじめました。祖父のバックアップをうけながら、JAのトマト部会にも入会。現地研修や会員と切磋琢磨しながら、農業のスキルを高めているところだそう。

トマトの栽培方法は、祖父仕込みの基本的な農業を実践。時間を見つけては圃場に出向き、生育状況を細かく確認しながら、こまめに手入れをしているそうです。主に「りんか」を栽培していますが、近頃では濃厚な甘みとなめらかな果肉が特徴の「ぜいたくトマト」を試験的に栽培し、JAの直売所「まんま〜じゃ」へ出荷しています。たまたま直売所で「ぜいたくトマト」を購入した知り合いから「果肉が厚くてとても美味しい」との声を貰い、栽培に手ごたえを感じているそう。

今後は少しづつ「ぜいたくトマト」の栽培割合を増やし、ハウスに新しく自動潅水設備を導入することで、トマトの品質向上に注力して行きたいと考えています。「ぜいたくトマトは新しい品種ですが、美味しいのでぜひ食べてみてください」と新井田さん。新井田さんの「ぜいたくトマト」はかわいいラベルが目印、ぜひ見かけたら手に取ってみてください。

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