あいづの作り手

会津米・酒を支える匠たち2021

恵まれた気候と豊かな水から生まれる、会津の米と酒。
こだわりの米づくり、酒造りを追い求める匠たちの意気込みをお聞きしました。

JA会津よつば あいづ西部稲作生産部会部会長

武田 芳仁(たけだ よしひと )さん

お米は元気の源!
こだわりの会津のお米を食べてほしい!

会津若松市河東町で水稲を中心に農業を営む武田さんは、1 5 0 年続く農家の6代目。父親が他界したことをきっかけに46歳で後を継ぎました。

「猪苗代湖を水源とする豊富な水と、盆地特有の寒暖差、そして粘土質の土壌が米づくりに適しているんです」と語る武田さんは、「安全安心で美味しいお米を食べてもらいたい」との気持ちから、現在は高品質・良食味、量より質にこだわった特別栽培の「ササニシキ」や「コシヒカリ」に力を入れています。通常より大粒のものを選りすぐんで出荷しており「お米は元気の源!消費者のみなさんや家族からおいしいと言ってもらえるのが、何よりの励みになります」とのこと。

今後の抱負は「子どもたちに、食を通じてもっと農業の素晴らしさを知ってもらうこと、そして次世代の息子夫婦に家族経営の農業を継承していくこと」と熱く語る武田さんは、地域の未来をしっかりと見据え、まっすぐに農業と向き合っています。

会津若松酒造協同組合 理事 (株)髙橋庄作酒造店 代表取締役

髙橋 亘(たかはし わたる)さん

土産土法(どさんどほう)。
「会津」の風土を酒質に昇華する挑戦。

会津盆地南端の田園地帯、会津若松市門田町にて酒造りを営む髙橋庄作酒造店。髙橋庄作酒造店が目指すのは、その土地の人がその土地の米と水を使い、その土地の手法で仕込む「土産土法(どさんどほう)」。自社の田んぼで米の栽培から一貫して行う酒造りに取り組んでいます。

酒米は主に五百万石ですが、数年前から田んぼごとに稲の生育や味わいが違うことに着目。その個性をお酒として味わってもらいたいと考え、ひとつの田んぼからとれたお米だけで造ったお酒をシリーズとしてはじめました。高度な製造技術が要求されますが、「年月を重ねてこの田んぼはこういうお酒という味わいを表現できれば嬉しい」と語ります。

「お酒を呑んでくれた方に、米の作り手としての思いも伝えたい」と髙橋さん。こういった蔵元の酒造りへのこだわりが、会津地方の美味い日本酒を支えています。

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