あいづの作り手

会津地鶏を支える匠たち2021

会津地鶏の育成技術の向上、消費拡大、
知名度アップに取り組む、
匠の熱き思いをお聞きしました。

会津養鶏協会 会長

武田 瑞也 ( たけだ みずや ) さん

生産者の仲間と切磋琢磨し、
お客様に満足していただける会津地鶏を提供したい

会津養鶏協会は、平成17年(2005年)に会津地鶏の生産を中心とした養鶏事業者や流通事業者により設立されました。会津地鶏の育成や肉・卵の販売に関して意見交換会や勉強会を開催し、後継者の育成にも力を入れて活動しています。また、会津若松市地産地消まつりと同時開催で「会津地鶏まつり」を開催するなど会津地鶏のPR活動をしています。

会津地鶏は、約400年以上も前に愛玩用として会津持ち込まれたといわれていす。会津の春を告げる「会津彼岸獅子」の飾り羽に会津地鶏尾羽が使われていたと伝えられていることからも昔から地域では身近なものでした。
通常のブロイラーは孵化してから45日~50日程度で出荷されますが、会津地鶏は120日程度の日数をかけ、「平飼い」で大切に育てられます。そのため、運動量が増え、適度に筋肉がつくため、程よい歯ごたえがあり、臭みがなく、赤みを帯びた肉になり、噛めば噛むほど旨味が感じられます。コクあるのはもちろん、甘みのある脂が特徴です。肉本来の味が濃いのでシンプルな味付けのやきとりや唐揚げもおすすめです。
また、会津地鶏はたくさん卵を産む鶏ではありません。2日に1回程度の産卵のため、黄身の割合が多く、卵に旨味が凝縮されています。卵かけごはんで食べていただくとコク・旨味を感じていただけます。

今後も、会津農林事務所、会津家畜保健衛生所、福島県農業総合センター畜産研究所や、会津若松市役所農政課をはじめ会津地鶏を育成する事業者のいる市町村と連携し、育成技術の向上、消費拡大、会津地鶏の知名度アップに取り組んでいきます。

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