会津清酒、四季の楽しみ方

会津清酒、秋の楽しみ方~地元販売店を訪ねて(2025年)

蔵元との深い対話を重ね、”納得して選んでもらえるお酒”を揃える「渡辺宗太商店」。
秋の深まりとともに訪れたい、会津の酒販店を訪ねました。

會津酒楽館 渡辺宗太商店 代表取締役/ 渡辺 宗太郎 ( わたなべ そうたろう ) さん

<秋の会津で出会う、選び抜かれたお酒>

造り手とお客様をつなぐ架け橋に

会津ならではのお酒の魅力

創業は大正から昭和の初めと言われていますが、1953年に会社として設立されました。当初は、菓子の製造、卸販売を生業としていましたが、先代の酒好きが高じて、2002年新店舗に建て替えるのを機に、酒専門店として本格的にスタート。
現在の店舗は、かやぶき屋根の古民家の古材を活用し造られたもの。会津の風土と歴史を感じさせる趣ある佇まいが魅力です。店内では、会津の地酒をはじめ県内外のお酒を販売。「安全」と「おいしさ」にこだわりながら、店主自らが味わい、納得して選ばれたものだけが店頭に並びます。
「会津は、米、水、空気と酒造りに好条件が揃っていて、自然と美味ししい酒が生まれてくると思われていますが、酒造りには、物作りに真摯に取り組む会津人気質が一番重要です。」と話すのは、現代表の渡辺宗太さん。酒蔵同士の技術連携や情報共有も活発で、先輩蔵と後輩蔵の仲が良いことも近年、会津地酒が美味しくなった大きな要因です。

造り手とお客様をつなぐ架け橋に

「蔵元との距離が近いのが会津の酒販店の強みだと思っています」と話す宗太郎さん。蔵元との対話から学ぶだけでなく、お客様の声を伝え、地域全体で酒づくりを良くしていく。そんな姿勢がこの店の根底にあります。
「おいしい」だけでは売れない時代。造り手の哲学や背景、ストーリーに共感して、初めてお酒は選ばれる。お客様にはお酒を提案するだけでなく、造り手の想いも添えてご案内しています。

秋のお酒は、お燗でしみじみと

「秋あがり」や「ひやおろし」などの秋の清酒は、ひと夏を越して味が深まるのが特長。「たとえば、出汁の効いた鶏の水炊きと一緒にお燗をしていただくと、旨みが身体にじんわりと沁み渡ります」と宗太郎さん。日本人ならではの感性を活かした、旨みを味わう飲み方です。
当店では、「おいしい」と自信を持ったお酒を厳選し、その魅力を最郎大限にお伝えする為に、お酒の温度管理には手を抜きません。
選び抜かれたお酒との出会いは、秋の食卓を豊かに彩ります。

お客様が納得する品ぞろえにこだわる

古材で作った大きな屋根が目印

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