会津清酒、四季の楽しみ方

会津清酒、夏の楽しみ方(2024年)

「その季節、いちばんうまいものを、産地で味わう」
蔵人とあいづ食の陣参加店に、おすすめのお酒と旬の一品の
組み合わせをお伺いしました。

末廣酒造株式会社 営業部 嘉永蔵営業課 主任/ 一条 幸司(いちじょう こうじ)さん

<蔵人に聞く、会津の夏の楽しみ方>

純米吟醸 夏酒

契約農家の会津産酒米を使用して、アルコール低め、香り良く甘めの飲み口で、夏のさっぱりとしたお料理、トマトにも良く合います。6月上旬より販売開始。

福島県内でも酒蔵が一番多い地域、「会津清酒」の特徴とは

 会津地域は古くから酒造りが盛んで、歴史ある蔵元が数多くあります。蔵によってそれぞれの個性がありますが、会津地域における味わいの傾向としては、爽やかな飲み口の中に、旨味がしっかりと感じられる「芳醇旨口」が特徴です。「芳醇」は米の濃厚な香り、「旨口」は甘みがあり、後味は柔らかでフルーティー。どの蔵元のお酒も、幅広く皆様に楽しんでいただける味わいです。

会津清酒が美味しいといわれる理由

 「米がいい、水がいい、人がいい。」会津地域は福島県内でも有数の米どころであり、さらに自然が生み出す良質で清らかな水、会津ならではの気候と、酒造りに適した土地だといえます。そして、各蔵元の努力はもちろんですが、30年ほど前に開校された「福島県清酒アカデミー」の存在が大きいのではないかと思います。若手が酒造りを一から学ぶことができ、蔵元同士の情報交換も活発に行われるようになりました。また、福島県ハイテクプラザの優秀な指導者の存在も大きかったですね。この事が会津清酒の全体的な底上げに繋がったのだと思います。

夏におすすめの日本酒のタイプと飲み方を教えてください!

 暑い夏に飲みやすい、アルコール度数が低めで香り高くすっきりとした味わいのタイプがおすすめです。冷や、お好みでロックで召し上がってください。あまり冷やし過ぎない( 10度程度)方が、お酒の味わいが際立って、美味しく頂くことができますよ。

嘉永三年(一八五〇)創業、嘉永蔵と博士蔵の二拠点で酒造りを行う末廣酒造

ブルーのボトルとラベルが爽やか!嘉永蔵にて販売、試飲もできます

酒菜天味 店主/ 小田切 忠之(おだぎり ただゆき)さん

<酒菜天味、店主おすすめの 夏酒と「会津トマト」の 組み合わせ>

会津の農産物はどれも素材の持つ旨味が濃い!

 新鮮な完熟の「会津トマト」が手に入るのが、地元の良さ。「会津トマト」は生産者の仕事が味に表れていて、甘みと旨みが濃く、非常に美味しいです。これに会津の旨い酒を合わせれば、相性がよくないわけがない!

夏酒は低アルコールで飲みやすく、爽やか

 爽やかな飲み口の夏酒は、トマトの酸味を活かしたさっぱりとした料理が合います。生のトマトをかじりながら飲む、なんてシンプルな組み合わせも良いし、トマトと白身魚を合わせたカルパッチョなんかもおすすめです。トマトの味が濃厚なトマトソース系の肉料理などには、米の味わいが濃い目のお酒が合いますよ。

<合わせるなら、この一品>

そのまんまトマト

新鮮な会津産の完熟トマトをそのまんま味わっていただきます。海塩と有機オリーブオイルだけのシンプルな味付けが、濃厚な旨味をさらに引き立てます。

さっぱりとしたトマトの旨味が、爽やかな飲み口の夏酒によく合います

季節の会津清酒を数多く揃える

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