あいづの作り手

【会津トマト2025】料理人×生産者 スペシャル対談

料理人×生産者スペシャル対談!
「会津の食」を支えるふたりに、それぞれの立場から会津トマトの魅力について語っていただきました。

六代目鰻のえびや 板長

内山 透 ( うちやま とおる ) さん

伝統の味を守りながら
新メニューの開発にも取り組む板長

明治35年創業の歴史ある「六代目鰻のえびや」に入って50年。伝統の味を守りながら新メニューの開発にも取り組む。会津トマトを使ったメニューは毎年お客様に喜ばれていると話す。
「六代目 鰻のえびや」お店の紹介はこちら

おうちでおすすめの会津トマトの食べ方
火を通すときは、トマトの形を残すようにサッと調理した方が美味しく感じられるので、おすすめです。

やまけん農園

山ノ内 堅太 ( やまのうち けんた ) さん

地元の農業を盛り上げる
就農4年目の若手生産者

会津で就農4年目。コシヒカリとトマト「麗月」を栽培し、地元の農業を盛り上げる若手生産者。以前は会社員として働いていたが、実家の稼業であった農業を継いだ。

おうちでおすすめの会津トマトの食べ方
モッツァレラチーズとトマトのカプレーゼが素材の味が感じられ、よく食べています。

会津トマトが選ばれる理由

内山

会津トマトの魅力はツヤを感じる手触りと、切った瞬間の瑞々しさだと思うんです。生産者の皆さんが、工夫しながらトマトを作られているだけあって、その品質には確かな自信を感じますね。

山ノ内

私は就農して4年目になります。
最初はうまくいかないことも多く苦労しましたが、現在は自分に合った栽培スタイルを見つけることができました。「麗月(れいげつ)」という品種を作付けしていますが、流通業者の方からは見た目の良さなどを評価していただいています。

内山

美味しいトマトが食べられるのは、作り手の努力があってこそですね。会津トマトは見た目の良さはもちろんのこと、食べ応えがあるのも特徴だと思っています。甘さと酸味のバランスも絶妙で、どんな料理にも合わせやすいです。

山ノ内

トマトの甘味と酸味は、水の量で決まります。水を控えると甘くなりますが病気になり易くなり、やりすぎると割れやすくなるので加減が大変です。まだまだ分からないことも多いですが、美味しいトマトを提供できるように工夫しています。

内山

料理人として、もっと多くの方に会津トマトの美味しさを伝えたいと思っています。私自身、幼い頃によく井戸水で冷やしたトマ
トを食べた記憶が今でも残っています。その時の「美味しい」記憶をメニュー作りに活かして、多くの人に届けられたら嬉しいです。

美味しさは日々の努力の積み重ね

山ノ内

誰でも安心して食べられるトマトを栽培するために、なるべく農薬を使用しないようにしています。私の子どももよくトマトを食べますが、「美味しい!」と喜んでもらえると、本当にやりがいを感じます。

内山

私もお客様に残さず食べてもらえると本当に嬉しいです。だからこそ、誰にとっても美味しいと思ってもらえるようなメニュー作りを心がけています。そのために、女将さんをはじめ従業員全員で意見を出し合う時間は欠かせません。

山ノ内

喜んでもらえることは、大きなモチベーションになりますね。スーパーに立ち寄った際に、自分が出荷したトマトが売り切れているのを見ると、本当に嬉しいです。実際の売り場を見ることで、どんなトマトが求められているのかが分かり勉強になりますし、何より楽しいです。

内山

料理人も楽しいと感じられなければ、続けられない仕事だと思います。味の探求はもちろん、どんな食器を使えば美味しそうに見えるかなど、見せ方を工夫することも楽しいです。そうした試行錯誤の時間を、これからも大事にしていきたいです。

「会津の美味しさ」をもっと多くの人に

山ノ内

食の陣は良い取り組みだと思います。会津だけにとどまらず、福島県全体にこの取り組みが広がって欲しいと思っています。地元の農産物を通じ、まずは会津の食が盛り上がっていくことを期待しています。

内山

会津には美味しいものがたくさんあるということを、もっと多くの人に知っていただきたいと思っています。トマトはもちろんですが、茹でても焼いても美味しいアスパラガスや、全国に誇れるお米など、魅力的な食材がたくさんあります。会津の食の豊かさを実感してもらえたら嬉しいです。

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