秋を彩る風物詩 会津みしらず柿
会津松原農園
島影亮輔 さん
手間ひまかけて
おいしい「みしらず柿」を届けたい
会津松原農園は会津若松市の南部、花坂地区にある農園です。自然豊かな環境のなか、みしらず柿を栽培しています。有機肥料を使用し、減農薬で農業を行っています。自然との共生をテーマに自然に配慮した農園の運営を行っており、ミツバチなど自然界の生き物も喜ぶ農園にしたいとのこと。柿木は210本、現在の規模を維持しながら、手間ひまかけて付加価値の高い、おいしいみしらず柿を生産しています。
みしらず柿の伝統のおいしさを知っていただきたい
都内で暮らしていた頃、実家から送られてきたみしらず柿を知人に食べてもらったところ「おいしい!」との声が多く、このことがきっかけで、会津に住んでいた時には気づかなかったみしらず柿の魅力を再認識したとのこと。東日本大震災をきっかけに、農業を通して地元に貢献したいとの思いが強くなりUターンされました。
「みしらず柿は会津の風土が育てた固有種で、会津でしか育たないんです」と島影さん。滑らかな舌触りと品の良い甘さが会津みしらず柿の特徴で、他の地域にはないおいしさを地元会津の方々や全国の方々に知っていただきたいと熱く語っていただきました。
チャレンジは続く みんなに喜んでいただける柿づくりを
ITエンジニアの経験を活かして個人用気象観測装置を導入し、気温や雨量などを観測したり、自分でアプリを開発し柿室の温度管理を
行うなど、新たな取り組みに次々に挑戦し、農業に新しい風を吹き込んでいます。
3年前からは添加物不使用の「みしらず柿チップ」の製造・販売も始めました。「柿のおいしさがそのままチップになっているんです」とのこと。食べると柿のおいしさが口の中に広がっていきます。「みしらず柿を食べた方が感動していただける柿づくりをしていきたい」と今後の抱負を語る島影さん。これからもおいしい柿づくりへの挑戦は続きます。



